小学生の時から来てくれているRさん。
なんと、21歳になり、2人目のお子様を妊娠中とのことです。
現在妊娠8ヶ月。
もうすぐ出産という時期ですが、上のお子様のお世話に加えて2人目を妊娠中とのことで、ご自身のことが後回しになりがちだったようで、虫歯ができてしまいました。
痛みのある歯を診ると粉々に折れてしまっている...。
残念ながらこれは抜歯しかありません。
--- 妊娠中の抜歯、赤ちゃんへの影響は? ---
「赤ちゃんに負担はないか」「麻酔や薬は大丈夫か」と、妊婦さんとしてはとても不安ですよね。
抜歯を行う際には、麻酔薬や感染予防のための抗生剤、鎮痛剤が必要になります。
さらに、抜歯は身体にもストレスがかかります。
そのため、当院ではそのようなケースではかかりつけの産院へ必ず連絡し、担当医の先生に細かく指示をいただいた上で、治療を行うか否かを判断します。
歯を抜くことのメリットとデメリットを、患者様と産科の先生とでギリギリまで考えます。
Rさんの場合は、かかりつけの先生から抜歯の許可と具体的なご指導をいただけたため、当日抜歯を行うことになりました。
痛みはすぐにとれたようで、本当に良かったです。
--- 医科の先生方との連携が安心・安全に繋がる ---
今回のケースは妊婦さんでしたが、他にも様々な基礎疾患をお持ちの患者様がいらっしゃいます。
当院では、患者様が安全に、不安を少なく治療を受けていただけるよう、かかりつけの先生にその都度ご指導を受けてまいります。
近隣の先生方にはいつもご多忙な中、細やかな質問にも丁寧に答えてくださり、大変心強く感じています。
心より感謝申し上げます。
これからも医科の先生方にご指導いただきながら、基礎疾患のある患者様にも安心して対応していきたいと思います。