ご無沙汰しております。
気付けば6月。
ついこの前お正月だった気がするのですが、私だけでしょうか。
さて、お正月明けの診療初日。
朝一番で一本のお電話がありました。
「先生!前歯が欠けちゃったんです!!」
なんと。
私達がのんきにお餅を食べている間に、患者様の前歯は土俵際まで追い込まれていたようです。
かたじけない。
かたじけなすびにございます。
女性の前歯が欠ける。
これは由々しき事態です。
歯科医として黙って見ているわけにはいきません。
前歯は食事だけでなく、お話をしたり笑ったりする時にも目立つ場所。
できれば一日でも早くなんとかして差し上げたい。
俄然やる気が出ます。
しかし、最終的な歯を作るにはどうしても時間がかかります。
技工所さんもまだお休みです。
もう,今すぐ私が仮歯を作るしかなかばし!
「私が作る仮歯で恐縮ですが、とりあえずこれで踏ん張りましょう!」
ということで急遽ご来院いただきました。
そして完成。
もちろん最終的な歯には及びません。
ですが患者様は鏡をご覧になり、
「これで安心して出かけられるわ!」
と、とても喜んでくださいました。
よかった。
本当によかった。
実は私、こういう応急処置が結構好きなんですよね。
もちろん最終的にしっかり治療することが一番大切です。
でも、
「今困っている」
その状態を少しでも楽にできると嬉しいんです。
歯が折れた。
入れ歯が壊れた。
仮歯が取れた。
そんな時はまずご相談ください。
もちろん魔法使いではありませんので、何でも一瞬で解決できるわけではありません。
ですが、
「困った!」
そんな時に思い出していただける歯医者ではありたいと思っています。
歯科医としての仕事は、立派な歯を入れることだけではありません。
困った時に頼っていただけることも、大切な役目だと思っています。
これからも患者様のお口のピンチには、まわしを締め直して駆けつけたいと思います。
土俵際
仮歯を作る
しかたなかばし
〜院長 心の俳句(字余り)〜
追記
前歯が欠けてしまって切羽詰まっている中,写真撮影及びブログ引用許可くださいました患者様に深く感謝いたします。
今井先生の代からずっと来てくださっている患者様です。
今後ともよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。